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NEM、カタパルトのローンチを2020年2月から3月の間と発表

テストネットの公開は11月27日、新トークンについては未定

(Image: Shutterstock.com)

NEM.io財団(NEM財団)、NEM Studios、NEM Ventures、テックビューロホールディングスからなるCatapultマイグレーション(移行対策)グループは11月15日、NEMの次期バージョン「Catapult(NEM v.2)」ローンチ予定日の最新情報を発表した。Catapult(カタパルト)のテストネットは11月27日に、メインネットは2020年2月から3月の間にローンチすると、NEMコミュニティに向けて共同メッセージとして告知した。

移行対策決定事項

Catapultマイグレーショングループは、NEMがNIS1(NEM v.1)からCatapult(NEM v.2)への移行方法について、これまでの予定を見直し更新、新たな計画および次のステップについてなど移行方法に関する決定事項を告知し、その詳細を明らかにした。

リリースより引用

以下が、主要決定事項の要約となる。


    【Catapult移行主要決定事項】
  • 11月18日 RC(Release Candidate)リリースF2
  • 11月25日 POIを使ったトークンエコノミーの勧告
  • 11月27日 テストネット公開
  • 12月11日 ウォレットの準備完了
  • 12月 侵入テスト完了 (RCリリースF2の結果に依存)
  • 2020年1月3日 ブランディングガイドライン・ツールセットの公表
  • 2月から3月 メインネットローンチ
  • 3月 ローンチ後の再評価と残存している将来計画の再確認

上記マイルストーンをもとに、Catapultは2020年Q1のローンチを目指す。進捗状況は、逐一報告するとしている。

現在の進捗について

Catapultマイグレーショングループは、ローンチに際して、技術的オプション、トークンエコノミーとブランディングについて初期提案を作成し、まずはコミュニティに意見を求めるために情報を共有する。技術的オプションについてはすでに完成しているが、トークンエコノミーについては11月末に、ブランディングは2020年1月中旬には完成し、それぞれ情報共有される予定になっている。情報共有によりフィードバックされた意見は、コア開発者やスーパーノード保有者、コミュニティ等ステークホルダーのグループ間で調整するとした。

その他にもフロントエンドやSDKなど関連する技術の開発進捗や、ブランディングを始め仮想通貨交換所やコミュニティへの取り組みなどマーケティングに関する状況についても、今回の発表資料にて報告を行っている。

報告によると、最新のデスクトップウォレット(v0.8.5)は、プライベートブロックチェーンネットワークと互換性があり、NEM財団のCatapultテストネットと繋がるようにアップデートされた状況だという。デスクトップウォレットとSDKチームは最新のプロトコルバージョンを統合するために事業体の枠を越えて協力体制で開発を行っている。初期ベータ版はGithubにてソースコードを閲覧することができるようだ。

モバイルウォレットについては、 現在まだパブリックリリースはないが、進行中のパッケージがGoogle PlayストアとApp Storeに公開される予定であることも報告している。

Catapult開発に関わる進捗については、NEM Studios開発者は、Fushichoサーバーの直近の変更に対応すべく鋭意開発中だという。更新版のSDKリリースは11月の最終週を目標としているとした。

レビューとテストについては次のフェーズのテストが開始されている。それには、サードパーティーによる新しいパフォーマンステストと、侵入テストが含まれる。また、セキュリティレビュープラットフォーム「HackerOne」で、公開バグ報奨金プログラムを開始するが、これらの取り組みはリリース期間中も継続されるという。

ブランディングを担当するブランド運営委員会は、議論を行うために新たにフォーラムCatapultブランディングチャンネルを作成した。フォーラムへの参加を促している。

トークンエコノミーについて

NEMは、NIS1(NEM v.1)からCatapultへと移行するにあたり、現行のNIS1とCatapultの技術基盤には互換性がないことから、ネットワークおよびブロックチェーンを2チェーンで運用することがすでに決定している。また2チェーンのもとでは、2種類のトークンを持つ。つまり、現行のXEMは継続となり、さらにCatapultのために新たなトークンが作成されることも、決定事項になっている。

移行方法については、複数のコミュニティメンバー、Catapultマイグレーショングループ、スーパーノード保有者グループが、すでにアイデアや希望を公表した。現在、これらの情報をもとにCatapultマイグレーショングループが、移行に関する推奨事項を作成している。Catapultトークンエコノミーは複雑なため最優先で取り組んでおり、大きな反対がない限り、それは移行プロポーザルに含まれる予定だ。完成は、11月の最終週を目標としているが、今回のマイグレーションでは、現在、やや遅れていることが報告されている。なお、トークンエコノミーの詳細については触れられていない。

お詫びと訂正: 記事初出時のタイトルに誤解を与える記述がありました。お詫びして訂正させていただきます。