イベントレポート

ベストセラー本「日本の給料&職業図鑑」がブロックチェーンゲームに。制作陣に樹林伸氏や美樹本晴彦氏が参加

トップクリエイター描き下ろしイラストによるカードバトル、カードはデジタル・アセットとして売買可能

著名クリエイター多数参加の制作陣

 シンガポールに本社を置くゲーム制作会社Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.は3月10日、総発行部数36万部を超える山田コンペー氏の著書「日本の給料&職業図鑑」シリーズ初のゲーム化となる、ブロックチェーン連動ゲーム「Job Tribes」(ジョブ トライブス)の制作発表を行った。「Job Tribes」の制作には、ストーリー構成にヒットメーカー樹林伸氏が、キャラクターデザインに美樹本晴彦氏らが参加する。無料Webゲームとなる「Job Tribes」は、複数のゲームタイトルプロジェクトとして進行する。第1弾はカードバトル、体験版を2019年夏ごろに公開、本格リリースは2020年2月を予定している。

著名クリエイター多数参加の制作陣

 今回「Job Tribes」のゲーム制作開始にあたり、東京・ベルサール秋葉原にて制作陣らによるトークショーを兼ねた記者会見が行われた。登壇者は、「日本の給料&職業図鑑」著者の山田コンペー氏、「金田一少年の事件簿」など数々のヒット作を世に出した漫画原作者・小説家・脚本家であり本作のストーリー構成を手がける樹林伸氏、ゲームのスペシャルアドバイザー株式会社イオレ・代表取締役社長の吉田直人氏、ブロックチェーン部分の開発を担当する株式会社テコテック・代表取締役社長の釣崎宏氏ほかゲーム制作陣、さらにスペシャルサポーターとしてWBO世界スーパーフェザー級チャンピオンの伊藤雅雪氏が、ゲームの魅力、ブロックチェーンゲームへの期待を込めたトークを繰り広げた。

「日本の給料&職業図鑑」シリーズ

 最初に山田コンペー氏が「日本の給料&職業図鑑」について語った。「日本の給料&職業図鑑」のテーマ「職業」は、どの国、地域においても普遍的に通用するものであり、日本だけでも2000種類はあるといわれているという。山田氏は、職業はどの職業も格好いいをコンセプトに800種類もの職業をキャラクター化し、書籍にまとめたという。

 「Job Tribes」はそのコンセプトをグローバルで展開し、世界中で親しまれ、進化・発展するコンテンツとして、ゲームを通じ、世界中の人たちの職業について理解を深め、互いの「Job」に対してリスペクトを生む社会貢献の意義も狙いの1つだと語った。

「Job Tribes」タイトル画面

 ゲームは、職業によって「Business job」や「Freelance job」「public job」など5つのジョブトライブに分かれ、覇権を競い合うファンタジー世界になっているそうだ。主人公は「職を持たない」という特別な存在として、数多くの職業と出会い、仲間を見つけ、戦い、成長する過程を楽しむという。

 そして「Job Tribes」はブロックチェーンゲームであることも強調された。「Job Tribes」は誰でも無料で参加可能で、いわゆるソーシャルゲームのような課金はない世界とのこと。職業がテーマのファンタジー世界に飛び込み、ストーリーやカードバトルを楽しむことができる。そのゲーム中で出会う「職業カード」は世界のトップクリエイターたちが描き下ろしたもの。デザインが気に入ったら、本作の1つの経済圏「DEAP」を構成するArtAuctionを訪れ、それをデジタル・アセット(アート作品)として手に入れ、真の所有権を手にするものになるとのこと。デジタル・アセットは、ブロックチェーンにより管理され、個人の資産として保護されるという。そしてユーザーは、ゲーム内で特別なエフェクトやサイドストーリーの享受や、ゲーム外でオーナーコミュニティに参加できるなど、新しい世界を提供するものとしている。

 まだ制作は始まったばかりだが、第1弾は知力が試され、コレクターの興味を駆り立てるカードバトルゲームになるだろうということが明らかにされた。登壇者らは口をそろえて「これまでにはないゲームになるだろう」と、期待感に満ち溢れたトークで最後まで楽しく盛り上がったトークショーとなった。

高橋ピョン太