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アララ、大阪商工会議所にてブロックチェーン活用の「ありがとう」コインの実証実験を4月開始

2025年大阪万博に向けた取り組みとして大阪府の実証事業検討チームが支援

(プレスリリースより引用、以下同)

 アララ株式会社は3月19日、大阪商工会議所にてブロックチェーン技術を利用した個人間コイン流通サービスの実証実験を発表した。実験では、職場のコミュニケーション活性化、業務効率化やクリエイティビティの発揮、個人のモチベーション向上につながる「良い行動」を、Webアプリを用いて可視化する。実験に参加する会議所の職員は、良い行動に対してアクションを行い、その価値を明らかにすることで生産性の向上を狙う。4月中旬より2か月間の実施を予定している。

 アララ株式会社は「良い行動」への「感謝の気持ち」をコインに変えて、個人間で送り合うWebアプリケーション「arara coin」を開発している。今回の実証実験では、同アプリを大阪商工会議所向けにカスタマイズした「irodori coin」(彩コイン)を使用するとのこと。

 実験は、同会議所の職員有志約30名が対象となる。4月中旬から6月中旬にかけ、2か月間実施する。期間中に発生した彩コインのトランザクションについて、送金頻度や送金相手の多様性といった観点から検証し、サービスに対するエンゲージメントの向上に役立てるという。

irodori coin(彩コイン)のイメージ図

 本件は、大阪府、大阪市、大阪商工会議所により構成される「実証事業検討チーム」が支援する。同チームは2025年開催予定の大阪万博に向けて、大阪における新たなビジネス創出に取り組みを行っている。大阪商工会議所での実証事業を支援するのは今回が初めてだという。