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米アマゾンとイーサリアム財団ら、賞金10万ドルのFPGAデザインコンテストを開催
競技と協力の2段階式。企業がOSSプロジェクトを支援する新しい手法
2019年8月5日 14:12
米アマゾンは8月1日、賞金10万米ドルのFPGAデザインコンテストの開催を発表した。課題は暗号化技術の1つであるVDFにおける計算に対して、FPGAを用いてより速く解くことである。コンテストはクローズドソースとオープンソースの2つの段階を通じて行われ、オープンソースプロジェクト活性化のための支援の仕組みとして全く新しい試みになるという。
コンテストは2つのラウンドに分けて開催。8月1日から9月末まで行われる第1ラウンドでは、性能を1ナノ秒引き上げるごとに3000ドルの報酬が付与される。第1ラウンド終了後、すべての応募作品をオープンソース化。10月下旬開始予定の第2ラウンドでは、チーム間で結果を共有し、コラボレーションを推奨する。最終的に最も良いFPGAデザインの完成を目指す。
Amazon Web Serviceが主催し、Ethereum財団、Interchain財団、Protocol Labs、Supranational、Synopsys、Xilinxがスポンサーを務める。Ethereum財団の研究者であるジャスティン・ドレイク氏は「今回のコンテストが上手くいけば、あらゆるブロックチェーンプロジェクト間のコラボレーションの文化を推進するだけでなく、ハードウェア設計業界も開拓するだろう」と述べている。
コンテストの課題は下記の通り。環境はAmazon EC2 F1インスタンスを用いる。協賛企業らからなるVDFアライアンスが目標とする、検証可能遅延関数(VDF)を計算するための高速かつオープンなハードウェア開発の一環である。コンテストの詳細はVDFアライアンスが特設サイトにて公開している。
- t = 2 ^ 30
- N =
12406669568412474139879892740481443274469842712573568412813185
50649768953373091389100150712146576743094431494074574934345790
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課題「1024ビットの入力xが与えられたとき、検証可能遅延関数(VDF)'h = x ^(2 ^ t)mod N'を可能な限り速く計算せよ」