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CoinMarketCap、ランキング集計手法を更新し仮想通貨交換所の取引高虚偽申告を是正

11月には仮想通貨の流動性ベースの新指標導入も。詳細は近日公開

(Image: Shutterstock.com)

仮想通貨時価総額や仮想通貨交換所取引量ランキング情報を提供する業界大手アグリゲーターのCoinMarketCap.com(CMC)は8月30日、ランキング集計方法を変更することを明らかにした。集計データから不正データを排除し、より公平にランキングが表示されるよう、9月2日より新たな集計方法に変更。また、仮想通貨の流動性をベースにした指標の導入を11月12日より開始する。

CMCによるランキングは、インターネットで閲覧可能な情報として広く一般に公開されてきたが、2018年末頃から不正確性を指摘されるようになった。その理由は、規制されていない仮想通貨交換所が新規顧客獲得を目的に、取引量に関して数値を誇張するなど虚偽報告をしていたことによるものだったという。

データの正確性について指摘を受けたCMCは、掲載するデータの全面的な見直しを行い、仮想通貨交換所に対してライブ取引情報ほか必須データの要件を定義し正しいデータの送信を要求するなど、新たな集計方法を5月に発表。CMCは、45日間の猶予を設け、API経由でリアルタイムの取引データとオーダーブックの情報をCMCに提供することを義務づけた。猶予期間は6月14日までとし、以降未登録の仮想通貨交換所のデータはランキングから除外することを明らかにした。

7月には、新集計方法の基準を満たしていない仮想通貨交換所はトップ200にランクインする資格をはく奪する機能をランキングに導入し、正しいデータを送信する仮想通貨交換所のみをアライアンスパートナーとして迎え入れ、より正しいランキング情報が得られる環境を整えてきた。

そしてCMCは実際にランキングを修正および合理化し、仮想通貨ランキングが公平に反映されるよう、9月2日より新集計方法にて更新する。

ランキングのトップ200は時価総額のある仮想通貨であり、新集計方法の基準を満たさないものや24時間取引量の低い仮想通貨はTOP200より除外するとした。また、時価総額を持つすべての暗号資産をランク200+として扱い、時価総額のない仮想通貨についてはそのほかのものとして分類するとした。

さらにCMCは、水増し取引などで誇張された仮想通貨交換所の取引高報告対策として、流動性に基づく新しい指標をリリースし、11月12日より開始することも明かしている。

流動性に関する指針については、現在の市場において統計を正しいものであると証明するソリューションが不足していることから、その実現にはまだしばらく時間を要するという。最終的に流動性の指標は、市場のペアを考慮し、ほかの指標と組み合わされるとしているが、指標に関する詳細については後日公開予定とした。