仮想通貨(暗号資産)ニュース

仮想通貨レンディングのCoinOn、11月にサービス終了

10月中のビットコイン出金を呼びかけ。手数料は同社負担

(CoinOn 公式サイトより引用)

カウンティアとVOYAGEグループの合弁会社カウンティアバンクは9月30日、同社が運営する仮想通貨レンディングサービスCoinOn(コインオン)のサービス終了を発表した。同サービスは、Bitcoin(BTC)を貸し出すことで、金利を得られるサービス。CoinOnは、10月2日付けで金利の付与を停止する。10月31日までに同社に預けたBTCを出金するよう呼びかけている。サービス終了は11月8日予定とのこと。

CoinOnは、カウンティアバンクが2019年1月15日に提供を開始した仮想通貨レンディングサービス。ユーザーはCoinOnに対しBTCを貸し出すことで、金利として毎日一定割合のBTCを受け取ることができる。年利は5%から10%とされていた。貸し出し期間は最短1日単位で、手数料はかかるものの、いつでも出金が可能なことを特長としていた。

サービスの終了に向け、CoinOnは出金申請の期限を設ける。発表時点から、10月31日までの間は出金時の手数料を同社が負担するという。また、出金時に確定申告用のデータを併せて取得し、保管することを強く推奨している。2020年の確定申告期間には同サービスは終了済みとなり、確定申告に必要なデータの取得に手間を要する可能性が高いからだ。