仮想通貨(暗号資産)ニュース

草コインなど500種以上のアルトコインを扱う仮想通貨交換所CoinExchangeが閉鎖を決定

10月15日に取引と入金を停止、12月1日には完全閉鎖に

取り扱う仮想通貨の種類が豊富なことで有名なアルトコイン専門仮想通貨交換所「CoinExchange.io」は10月1日、まもなく交換所を閉鎖することを発表した。同交換所は10月15日に取引と入金を停止し、資金の引き出しおよびウェブサイトを12月1日に終了させることを明らかにした。

CoinExchange.ioは、世界中のアルトコインを扱っていた。その種類は500種類以上で、Ethereum(イーサリアム)やLitecoin(ライトコイン)、Dogecoin(ドージコイン)など有名アルトコインから、一部で注目を集めるALIS(アリス)やXP(Experience Points)など、そのほかにもいわゆる「草コイン」「海苔コイン」と呼ばれる知名度の低い仮想通貨まで取引ができる交換所として有名だった。

閉鎖の理由は、セキュリティ違反や事件等ではなく純粋にビジネス上の決定であり、多くのアルトコインの価値の低迷や市場でのボラティリティの低下などにより、経済的にサービスを継続することが不可能になったことを挙げている。必要なレベルのセキュリティとサポートを提供するためのコストが、取引による収益を上回るという。

なお、今後、市場の状況が変化した場合、CoinExchange.ioは将来戻ってくるかもしれことも最後に告げている。