仮想通貨(暗号資産)ニュース

イーサリアムの教科書「マスタリング・イーサリアム」邦訳版11月30日発刊

BUIDL・Chaintope・Cryptoeconomics Labの技術者らが監修

「マスタリング・イーサリアム ―スマートコントラクトとDAppの構築」アンドレアス・M・アントノプロス、ギャビン・ウッド著(Amazon.co.jpより引用)

世界で最も有名なEthereumの技術解説書「Mastering Ethereum: Building Smart Contracts and DApps」の邦訳版が11月30日、「マスタリング・イーサリアム ―スマートコントラクトとDAppの構築」としてオライリージャパンから発売予定だ。同書の原本は、Ethereumの共同設立者の1人であるギャビン・ウッド(Gavin Wood)氏と、マスタリング・ビットコインの著者であるアンドレアス・M・アントノプロス(Andreas M. Antonopoulos)氏の共著により、2018年12月に初版が発売された。

邦訳版「マスタリング・イーサリアム」は、Amazon.co.jp等の書店で、単行本として販売される。価格は消費税込みで4400円。448ページ、14章構成で、イーサリアム、ブロックチェーンの基本から、ウォレット、トランザクション、Solidity言語によるスマートコントラクトの構築、暗号とセキュリティ、DAppの構築、ERC20トークン、EVM、コンセンサスまで、関連知識を解説する内容だという。

同書の監修には、BUIDLの宇野雅晴氏、Chaintopeの中城元臣氏、Cryptoeconomics Labの落合渉悟氏が協力した。邦訳版の出版にあたって、Ethereum財団の宮口あや氏は同書を「ブロックチェーンに興味があるすべての人に役立つ部分が必ず見つかる本」と評し、日本のコミュニティの全面的なバックアップにより完成した邦訳版は、「イーサリアムのオープンソースのコミュニティならではの成果」だとコメントした。