仮想通貨(暗号資産)ニュース

ヤフーとLINE、資本提携。ソフトバンクとNAVERが対等な関係で基本合意

仮想通貨交換所TAOTAO株主とBITMAX親会社の経営統合

(発表資料より引用、以下同)

Zホールディングス(旧ヤフー)とLINEは11月8日、経営統合を発表した。両社は対等な関係で、各子会社を含めた経営統合について基本合意を締結した。両社の取締役会で決定したという。

資本提携について、親会社であるソフトバンクとNAVER(またはその完全子会社)は、LINEの公開株式に対して共同買付けを行い、同株式を非公開化する方針だ。そして、ソフトバンクとNAVERは、現LINEへの出資比率が50:50になるよう取引を行う。ジョイントベンチャー化したLINEの子会社としてZホールディングスを置き、その傘下にヤフーとLINEの事業を継承した会社を並べる形になる。

両社は今回の統合を「大手コミュニケーションサービスと大手メディアサービスによる世界初の統合」とし、両社の基盤を活用することでマーケティングや集客にシナジー効果が生まれるとしている。

両社は仮想通貨業界とも関連がある。Zホールディングスは子会社を通じて仮想通貨交換所TAOTAOに出資している。LINEは子会社を通じて仮想通貨交換所BITMAXを運営している。BITMAXは9月に開設した新しい仮想通貨交換所だが、LINEの認証システムを通じてKYC(本人確認)をオンラインで済ませられるという特徴がある。今回の提携によるシナジーには期待したいところだ。