仮想通貨(暗号資産)ニュース
仮想通貨XRPを上場廃止=LINEの海外向け交換所BITBOX
廃止理由は不明。国内向けのBITMAXでは上場継続
2020年1月9日 06:00
LINE子会社であるLVCは1月5日、同社が運営する日米以外の地域で利用できる仮想通貨交換所「BITBOX」が、米リップル(Ripple)の仮想通貨XRPを上場廃止することを発表した。
BITBOXは、LVCがLINE傘下のLINE Tech Plusを通じてシンガポールに拠点を構え運営している。日本・米国を除くグローバルな地域で取引可能な仮想通貨交換所となる。日本語を除く計15の言語に対応し、約30種類の仮想通貨を取り扱う。
BITBOXは、1月16日よりXRPを上場廃止にする。それに伴い、Bitcoin(BTC)、Ethereum(ETH)、Tether(USDT)に結び付けられたXRPペアについても廃止が決定している。上場廃止後は、顧客はXRPの取引および入金ができなくなる。保有するXRPについては、2月16日までに出金する必要がある。
BITBOXは、XRPの上場廃止の理由については明らかにしていない。上場廃止の要件については、上場済みの仮想通貨の流動性や信頼性、適法性や規制要件への対応などを継続的に観察し、同社が定める水準に満たない場合に上場を取り下げる方針としている。
なお、LVCは日本国内向けに仮想通貨交換所「BITMAX」を運営しているが、同交換所では仮想通貨XRPを上場しており、引き続き取引が可能である。