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IBM、コーヒー豆の来歴透明化アプリを2020年初頭から欧米で提供開始

QRコードで豆の品質確認や農家への直接の支援が可能

IBMとスイスのFarmer Connect社は1月6日、米国ラスベガスにて開催中のコンシューマー向けエレクトロニクスの展示会「CES 2020」にて、ブロックチェーンによる食品トレーサビリティが確認できるモバイルアプリケーション「Thank My Farmer」を発表した。

消費者は、自分が飲んでいるコーヒーの品質と起源を知ることができる。また、コーヒー豆を栽培する農家をサポートすることも可能になる。IBMは同アプリを2020年初頭から、北米・欧州の消費者向けに提供を開始し、順次対象店舗や地域を拡大していく予定だ。

「Thank My Farmer」は、コーヒーの生産・流通・販売でトレーサビリティを実現するFarmer Connect社が開発するプラットフォーム「ファーマーコネクト」(FARMER CONNECT)のエンドユーザー向けアプリとなる。IBMと米WalmartがHyperledger Fabricを活用し開発した食品追跡システム「フードトラスト」(Food Trust)に基づいて設計された同プラットフォームは、Beyers Koffieや伊藤忠商事といった世界的なサプライチェーン企業とともに開発するプロジェクトとなる。コーヒー豆のサプライチェーンの効率化と透明化を目指す(関連記事)。

「ファーマーコネクト」とアプリ「Thank My Farmer」の詳細は、実際にCES 2020会場IBM Booth、LVCC Central#14028にて確認することができる。開催期間は1月7日から10日まで(現地時間)。また、以下の紹介ビデオでも知ることが可能だ。

【Farmer Connect + IBM】
「ファーマーコネクト」紹介動画