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スクエニ、ブロックチェーンゲームに関心

「投機対象ではなく新しいゲーム体験もたらせるかがカギ」とコメント

(Image: Shutterstock.com)

スクウェア・エニックス・ホールディングスは、松田洋祐代表取締役社長による年頭所感を発表。ゲームを始めとするデジタルエンタテインメント業界における所感を述べた。2020年は、次世代ゲーム機の登場やモバイル環境が5Gの時代を迎えるにあたり、これまでとは違う斬新な何か「Something Else」が求められると語る。ブロックチェーンゲームについても言及している。

2020年は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのPlayStation 5やマイクロソフトのXbox Series Xといった次世代ゲーム機の発売(2020年末予定)が控えている。GoogleのStadiaやNVIDIAのGeForce NOWなどクラウドゲーミングサービスも本格化すると見ている。クラウドゲーミングは、デジタル販売の流れを加速させ、サブスクリプションモデル(月額課金)など、ビジネスモデルをも大きく変化させる可能性があると語る。また、ネットワーク環境が5Gの到来で大きく変わるほか、ARグラスなど新しいデバイスの出現にも期待が高まっているという。

ブロックチェーン活用のゲームもまた、黎明期から脱し、徐々にその存在感を増していると分析する。同社は、この分野が発展するためには「ブロックチェーン活用ゲームを投機対象とせず、ユーザーのゲーム体験に新しい何かをもたらすことができるかが成長のカギである」と考えている。

2020年は、デジタルエンタテインメント業界にとって、次世代へと大きく変化する年になる。スクウェア・エニックスは、この変化を好機ととらえて様々な挑戦を行っていくとした。それを実現できる企業こそが生き残る時代になると、年頭所感は結んでいる。