ブックに学ぶ:『世界一やさしいビットコイン&仮想通貨』

仮想通貨はどこで買える?口座作成に必要なものは?

[著者 ペロンパワークス・プロダクション]

「仮想通貨の取引を始めてみたいけど、どうしたら始められるんだろう?」と思う人も昨今はなかなか多いはず。今回は、そんな人にピッタリなムック「世界一やさしいビットコイン&仮想通貨」(インプレス刊)から、特に入門向けの記事を紹介していきます。データ類は全て2018年5月現在のものとなります。

なお、市販書籍からの抜粋のため、仮想通貨 Watch編集部の見解とは異なる場合があります。


アカウント開設に必要なものをそろえよう

 ビットコインの基本を理解したら、次はいよいよ取引の準備です。

 ビットコインは、「仮想通貨取引所」というオンラインの取引所を通して売買します。株式と違って投資家と取引所を仲介する証券会社のようなものは存在せず、利用者は仮想通貨取引所でアカウント(口座)をもつユーザー同士で売買するのが一般的です。そのため、同じビットコインでも取引所によってわずかに価格が違うこともあり、傾向としてユーザーの多い取引所のほうが売買が活発です。

取引は仮想通貨取引所で行う

仮想通貨取引所は自分で選べる

 仮想通貨取引所は、取り扱う仮想通貨の種類や、取引量、セキュリティー、手数料などがそれぞれ異なり、自分が取引したい仮想通貨やスタイルに合わせて自由に選ぶことができます。

 ただし、安全な取引所として認可を受けた「金融庁登録事業者」から選ぶのが賢明です。本誌では、bitFlyer(ビットフライヤー)での仮想通貨取引を基本に解説しています。

主な金融庁登録事業者(2018年5月14日現在)

アカウント開設に必要なもの

 口座を開設するには「本人確認書類」「メールアドレス」「銀行口座」の3つが必要です。本人確認書類は取引所によって異なりますが、運転免許証やパスポートが求められることが一般的です。次にメールアドレスはログインIDとして求められることが多く、ログイン通知や二段階認証に必要なケースもあります。また、銀行口座はビットコインやその他の仮想通貨を購入するときに日本円と交換したり、売却をして日本円として出金するときに必須です。

アカウントを開設したらできること

 アカウント開設が完了したら早速取引の準備をはじめましょう。

 まずビットコインを購入するための資金を取引所に入金します。ATMやコンビニをはじめ、ネットバンキングからすぐに入金できます。取引所から銀行への出金も同じ操作で可能です。取引所のアカウントに入金が確認できたら、仮想通貨の取引が行えるようになります。

 また、購入したビットコインは自分のウォレットや他の取引所に送金したり、逆に受け取ったりすることも可能です。ここでは、本誌で利用する取引所「bitFlyer」(ビットフライヤー)の画面で説明します。

入金と出金

 自分の銀行口座から取引所に入金と出金ができます。一般的なATMやコンビニ入金のほかに、ネットバンキングからの入金など便利なサービスに対応する取引所が増えています。

購入と売却

 入金が確認できたら、ビットコインやその他の仮想通貨の購入や売却ができます。売買する価格は、そのときどきの相場によって変わります。ビットコインは激しい値動きが続いていますが、目の前の相場に振り回されずに、慎重に取引することを心がけましょう。

送金と受け取り

 ビットコインやその他の仮想通貨は、いつでも自由に別の取引所のアカウントなどに送金したり受け取ったりすることができます。