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仏Ledgerが仮想通貨ハードウェアウォレット「Ledger Nano S」専用アプリの新バージョンを7月9日にリリース 〜複数の仮想通貨を1つのアプリで一元管理へ

 パリに本社を置くLedgerは6月5日(現地時間)、同社の販売する仮想通貨ハードウェアウォレット「Ledger Nano S」の専用デスクトップアプリの新バージョンを7月9日にリリースする予定であることを明らかにした。「Ledger Nano S」の日本正規販売代理店である株式会社Earth Shipからも、6月8日に同様の発表がなされている。

 これまで機能別に分かれていた複数のウォレットアプリすべての機能を1つに統合し、Bitcoin、Ethereum、Rippleなど28種類の仮想通貨を一元的に、Windows、macOS、Linuxそれぞれにネイティブ対応するデスクトップアプリで管理できるようになるという。7月9日に予定されているデスクトップアプリの機能のほか、Android向けとiOS向けのスマートフォンアプリは2018年第4四半期末のリリース予定であること、いずれは100種類以上の仮想通貨をサポートする意向であることなど、さまざまなアップデート内容が明記されている。


 「Ledger Nano S」は、パリに本社を置くLedgerが販売するUSB接続型のハードウェアウォレットで、日本国内でも人気の高さで定評がある。

仮想通貨ハードウェアウォレット「Ledger Nano S」

 仮想通貨を取引する際に、手に入れた仮想通貨の保存場所などとして必要になるのがウォレットだが、このウォレットにはいくつかの種類がある。その中で現在、最も安全なウォレットの1つに挙げられるのが「Ledger Nano S」のようなハードウェアウォレットである。仮想通貨を管理する際に必要な秘密鍵をインターネットやパソコン、スマートフォンから完全に隔離し、オフラインで保管することができるため、ネット経由のハッキングを受けにくいというメリットがある。

 なお、記事執筆時点で「Ledger Nano S」は日本語説明書、日本語のカスタマーサポート対応付きで価格15,800円(税込)となっている。「Ledger Nano S」の日本正規販売代理店であるEarth Shipが「ハードウェアウォレットジャパン」にてインターネット販売を行っているほか、ビックカメラやヨドバシカメラでも販売されている。