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民間有志が「福岡ブロックチェーンコンソーシアム」を福岡市の後援を受けて設立、福岡・アジア地域のブロックチェーン活用プロジェクトの創出へ

 福岡県福岡市を拠点とするスタートアップ企業が参画する民間有志は7月20日、ブロックチェーン研究団体「福岡ブロックチェーンコンソーシアム」の設立を発表した。福岡地域戦略推進協議会が協力し、福岡市が後援となる。福岡市におけるブロックチェーン活用プロジェクトの創出や、コミュニティーの醸成を目的とした活動を開始する。7月27日にはキックオフイベントを予定している。

 具体的な活動内容として、福岡ブロックチェーンコンソーシアム会員による、ブロックチェーン勉強会の定期開催や不定期のハッカソンの実施などを予定している。既に、国内有数のブロックチェーン有識者が多数集うオンラインコミュニティーを運営しており、コミュニティーにて、ブロックチェーンエンジニア教育を展開しているとのこと。また、コミュニティーが、アジア諸国のブロックチェーンコミュニティーとも繋がりが強いことを活用して、ブロックチェーン企業のグローバル展開を支援していきたいという。

 福岡市は、国家戦略特区を活かした規制緩和や実証実験など、イノベーションを促す環境を整備する取り組みを行っていることから、新しい技術やサービスを実現していく場所として非常に有効な地域であると、同コンソーシアムはいう。コンソーシアムでは、コンパクトシティー福岡市の立地を活かし、天神地区にてブロックチェーンを活用したプロジェクトのPoC(Proof of Concept/概念実証)を推進し、民間プロジェクトを街ぐるみの実証実験へと繋げ、福岡市にてコンセプトの実効性の検証も行っていきたいという。