仮想通貨(暗号資産)ニュース

ブロックチェーン活用「仮想地球EXA」プロジェクトのライトペーパーが一般公開

衛星データを分析し現実とは逆の経済格差の仮想地球をブロックチェーン上に構築

 株式会社メタップス代表取締役社長の佐藤航陽氏は9月11日、これまでFacebookの非公開グループのメンバーだけに公開していた「仮想地球EXA」のライトペーパー(概略版)を一般公開した。仮想地球EXAプロジェクトは、衛星データとブロックチェーンを活用し、仮想空間にもう1つの「地球」を作るというもの。EthereumのERC20を利用し、位置情報と連動してトークンを発掘できるアプリが開発されているという。


 仮想地球EXAでは、現実世界で経済的に未成熟な地域ほどトークンが発掘しやすくなるアルゴリズムによって、現実世界とは真逆の経済格差を持つ仮想の地球をブロックチェーン上に作り出すという。地域ごとの経済成熟度は衛星からの夜間光データを用いて分析し、トークンの発掘確率を更新していく。トークンを獲得するには、現実世界で経済的に未成熟な地域へ実際に訪問する必要があるため、地域経済の活性化が図れるという。

 こういったプロジェクトによってトークンエコノミーを構築し、宇宙開発、社会構造、組織運営を再発明あるいは再定義することを目指すとライトペーパーには書かれている。詳しくはライトペーパー「仮想地球プロジェクト「EXA」の概要」を参照いただきたい。