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Monacoin v0.16.2を公開、51%攻撃などreorgを悪用した仮想通貨の盗難防止

確定ブロックをチェックポイントとして配信する新仕様で対策

 仮想通貨Monacoin(モナコイン)のプログラム開発を行っているMonacoinprojectは9月12日、Monacoinのバージョン0.16.2を公開した。ブロックチェーンの再編成(reorg)を悪用する攻撃を無効化する対策が行われており、更新が強く推奨されている。今後、新バージョンがある程度浸透した段階で、チェックポイントの配信が行われるようになる。公式ウォレット「Monacoin Core」バージョン0.16.2のWindows、Mac、Linux向けクライアントソフトはMonacoin projectの公式サイトから、ソースコードはGitHubからダウンロードできる。


 モナコインは5月中旬に、セルフィッシュ・マイニング攻撃(Block withholding attack)を受け、ブロックチェーンの大規模な再編成(reorg)が発生した。再編成そのものは正常な動作だが、これを悪用した攻撃者が、二重支払いへの対策が充分でない仮想通貨交換所から推定9万ドルを不正に出金している。事件の詳細については、記事「仮想通貨モナコインへの攻撃が明らかにしたこと、今後すべきこと」を参照いただきたい。

 Monacoinのバージョン0.16.2では、ジャッジノードと呼ばれる特別なノードをネットワーク上に複数設置し、あらかじめ定められたルールに基づいてチェーンを確定させることにより、モナコインのブロックチェーンの大規模再編成を狙った攻撃を防止する。今後は、マイニング(採掘)から数ブロックの経過がモニタリングされ、確定したブロックがチェックポイントとして配信されることになる。判定に際し、個々のトランザクションの内容は参照されず、Monacoinprojectが取引に介入することはないとのこと。なお、ジャッジノードの仕様は、セキュリティの点から非公開となっている。