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Bitcoin Cashハードフォーク後にBitcoin ABCがv0.18.5を発表、新機能「deep reorg protection」を追加

10ブロックごとに取引記録をファイナライズする標準設定だが機能無効化も可能

 仮想通貨Bitcoin Cash(BCH)の2018年11月16日未明に実施されたハードフォークにより、2種類のチェーンに分岐した一派であるBitcoin ABCは11月21日、ノード運用ソフトウェア「Bitcoin ABC」のバージョン0.18.5をリリースした。主な変更点は、ブロックチェーンのreorg(再編成)の悪用を防止する新機能「deep reorg protection」が追加されたこと。

 「deep reorg protection」は、“取引記録を最終確定する”というファイナライズの概念をBitcoin Cashブロックチェーンに導入する機能として追加された。ファイナライズされたブロックはreorg(再編成)できなくなるため、大規模なreorg(再編成)の悪用を防止できるという。

 「Bitcoin ABC」のバージョン0.18.5を使用すると、標準では10ブロックごとにファイナライズされる。ファイナライズするブロックの周期を数値で指定できるほか、「-1」を指定することで「deep reorg protection」を無効化することもできる。「deep reorg protection」の実効性については活発な議論がなされているが、賛否どちらにしても性急に結論を出さないように注意したい。

 なお、9月12日に公開されたMonacoinのノード運用ソフトウェアのバージョン0.16.2では、大規模な再編成(reorg)の悪用を無効化する対策がBitcoin ABCに先立って施されている

 Monacoinでは、ジャッジノードと呼ばれる特別なノードをネットワーク上に複数設置し、ルールに基づいてチェーンを確定させた後、数ブロック経過してから確定ブロックをチェックポイントとして配信するという仕組みだ。このチェックポイントは強制ではないため、設定により受信を拒否することもできる。ジャッジノードの仕様は、セキュリティの点から非公開となっている。