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楽天証券、ブロックチェーン活用の新ログイン方法でID・パスワード不要に

「KYC共通化」第1号案件、認証情報を分散保管し生体認証で不正アクセス防止

 楽天証券株式会社は9月25日、ログイン時のID・パスワード入力が不要になるブロックチェーン技術を活用した新たなログイン方法を提供予定であると発表した。新ログイン方法では、ID・パスワードを入力せずに、自身のスマートフォンを連携させて、端末の指紋認証や顔認証、パターン認証などを利用してログインすることが可能になる。まずは、この秋リリース予定のPCインストール版トレーディングツール「MARKETSPEED Ⅱ」に実装を予定している。他サービスやデバイスにも順次拡大予定とのこと。楽天証券による今回の取り組みは、新たな金融インフラの検討を目指す「証券コンソーシアム」の「KYC(本人確認)共通化」第1号案件のプロジェクトでもある。

 楽天証券における新ログイン方法は、ブロックチェーン技術を活用しており、顧客の認証情報を暗号鍵とし、認証情報を顧客、楽天証券、セコムトラストシステムズ株式会社(電子認証サービス)で分散保管する。3者すべての認証が通らないとログインできない仕様になる。ログイン時には、ID・パスワードの入力は不要で、連携するスマホに通知が送られ、スマホ側の指紋認証や顔認証、パターン認証などで本人確認を行うことでログインが可能となる。

 今回の取り組みは、証券会社やFintech企業など関連企業51社が参加する新たな金融インフラの検討を目指す「証券コンソーシアム」にて、楽天証券がリーダーを務めるワーキンググループ「KYC(本人確認)共通化」の第1号案件としてプロジェクトを進めている。今後、「証券コンソーシアム」参加企業に対しても本技術の推進・導入を進めていくという。