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電通と東京大学、仮想通貨市場の変動関連ツイートを抽出するAIアルゴリズムを共同研究

世界中のツイートから信頼性が高いと類推される投稿を瞬時に抽出・可視化

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)と東京大学の和泉・坂地研究室は9月26日、Twitter投稿から仮想通貨市場の変動と関連するツイートを抽出する機械学習(AI)アルゴリズムの共同研究を開始したことを発表した。本共同研究は、仮想通貨市場の健全な市場形成に向けて信頼できる情報流通の仕組みを作るために、Twitter投稿から信頼性が高いと類推される投稿を抽出・可視化することを目的としている。

 ISIDと東京大学は、仮想通貨市場では従来の金融取引市場のような共通の経済指標が確立されていないことを指摘。利用者が安心して取引を行うための指針がないことを課題にあげている。健全な市場形成に向けては、信頼できる情報流通の仕組みが不可欠とのこと。本共同研究はその解決策の1つとして、Twitter投稿から信頼性が高いと類推される投稿をAIによって瞬時に抽出・可視化していく。

 東京大学の和泉・坂地研究室は、テキスト情報から金融市場変動の要因を分析する研究など金融分野におけるテキストマイニング手法の研究を手がけている。また、ISIDは仮想通貨の健全な市場形成への貢献を目指し、7月より仮想通貨のトレンド情報配信サース「CRYPTALS」の実証実験を開始している。両者は互いの知見を持ち寄り、今回の共同研究を行うことを決定。世界中のTwitter投稿から仮想通貨市場の変動と関連性が高いものを抽出するためのAIアルゴリズムを開発していく。

 ISIDと東京大学は本共同研究の実施を2019年3月までとし、両者はその成果を研究論文として発表する。また、仮想通貨以外の領域への応用も検討する予定としている。