仮想通貨(暗号資産)ニュース
NEM公式ウォレット「NEM Wallet」v2.4.2がリリース、ミニゲーム機能の追加やNEM財団選挙投票への対応
先行公開のユニバーサル版はWebブラウザー上で動作し、Chrome・Firefox推奨でEdge非推奨
2018年12月13日 17:55
NEM.io財団(以下、NEM財団)は12月10日、仮想通貨NEMの公式ウォレットソフトをバージョン2.4.2へとアップデートした。主な変更点は、名称が「Nano Wallet」から「NEM Wallet」に変更されたほか、ミニゲーム「NEMonster」機能の追加、「Voting」機能が現在進行中のNEM財団評議会選挙に対応したこと。記事執筆時点では、Webブラウザー上で動作するUniversal Client(ユニバーサル版)のみが同財団Webサイトで公開されている。編集部にてWindows 10のGoogle Chrome v71.0.3578.98、macOS High Sierra v10.13.6のGoogle Chrome v71.0.3578.98で動作を確認した。
仮想通貨NEMの公式ウォレットソフト「NEM Wallet」バージョン2.4.2では、ウォレットソフトの名称変更、「Voting」機能がNEM財団評議会選挙の投票に対応したほか、同ウォレット上で仮想通貨NEM(XEM)を購入できる簡易仮想通貨交換所「Changelly」用ウィジェットの修正などが行われた。新機能としては、NEM(XEM)のトランザクションハッシュを利用したキャラクターコレクション型ミニゲーム「NEMonster」が実装されている。
ミニゲーム「NEMonster」では現在、モンスターの召喚と捕獲済みモンスターの閲覧のみ行える。モンスターを召喚するには、ユーザーが「NEMonster」を介して空のトランザクションを手数料0.05XEMで送信する。そのトランザクションが承認された際に、トランザクションハッシュに基づいて選ばれたモンスターを捕獲できる。モンスターのパターンは1億1000万通り存在するという。
なお、「NEM Wallet」バージョン2.4.2は、Windows、Mac、Linux向け公式ウォレットソフトに先行し、Webブラウザー上で動作するユニバーサル版のみが現在公開されている。NEM財団のWebサイトで公開されているユニバーサル版のZIPアーカイブをダウンロードし、展開したフォルダー内にある「start.html」ファイルをWebブラウザーで開くことで、ユニバーサル版を利用できる。ユニバーサル版はGoogle ChromeまたはFirefoxでの使用が推奨されており、Microsoft Edgeはウォレットデータ消失の危険性があるため非推奨とされている。