仮想通貨(暗号資産)ニュース

ジャフコと毎日新聞社ら、トークンエコノミーサービス開発のスタートアップへ出資

Gaudiy社はプロダクトのβ版公開し試験運用を実施中

(プレスリリースより引用、以下同)

 ブロックチェーンを活用したトークンエコノミーサービスを開発する株式会社Gaudiyは2月15日、スタートアップにおけるプロダクトリリース前の投資段階であるシードラウンドにおいて、資金調達を実施したことを発表した。引受先は株式会社ジャフコ、毎日新聞社らが経営する毎日みらい創造ラボ、Gumi会長の國光宏尚氏、山本治氏らとなる。調達額および評価額は非公開としている。

 Gaudiy社は、ブロックチェーン技術を応用したプロトコル、アプリケーション開発、コンサルティング事業を行うスタートアップ企業。2019年1月より、毎日新聞社とブロックチェーン技術に関する共同研究を実施している。さまざまなプロダクトをトークンエコノミー化するサービスとして「Gaudiy platform」というWebサービスを開発中だ。

Gaudiy platformのイメージ図

 「Gaudiy platform」は、2月9日よりβ版が公開されている。同サービスは端的に言うと、投げ銭機能つき掲示板にチャットツールが付随したもの。提携各社が同サービス上にコミュニティを開設し、独自通貨を発行することで、それぞれのプロダクトにおけるファン活動の活性化が可能であるという。数十社の参入が予定されているという。

 β版の現在は、DAppsゲーム「CryptoDerby」のコミュニティが稼働を開始している。同コミュニティでは、掲示板にて大喜利企画などが開催されており、それらの活動を通じてコミュニティ内専用の通貨が付与される。この通貨を消費することで、CryptoDerbyのゲーム内で利用可能な特典に交換することができる仕組みとなっている。

Gaudiy platform上の「CryptoDerby」コミュニティ