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ブロックチェーン活用の医療用次世代IoTバンド、光センサーのみで血糖値解析を目指す

クォンタムオペレーション社らが株式クラウドファンディングで5000万円の資金調達に成功

バイタルバンドのイメージ(fundinnoより引用、以下同)

 センサー技術を開発する株式会社クォンタムオペレーションは、経産省のブロックチェーンハッカソン2019にて、アーリーエッジ賞を受賞したフロッグカンパニー株式会社と共同で、腕時計型の医療用IoTデバイス(以下、バイタルバンド)を開発している。デバイスを手首に装着することで心拍や血圧などを測定し、データをブロックチェーンで共有する。遠隔医療や電子カルテの一元管理が容易にできるため、現状の医療・介護のスタイルを大きく変える可能性があるという。また、光センサーのみで血糖値やグルコースを測定する仕組みを研究中であり、次のフェイズでは次世代光センサーで血糖値解析を目指すという(現在、検証中)。

バイタルバンドの仕様
バイタルバンドが取得するデータのイメージ

 バイタルバンドは、クォンタムオペレーション社の独自開発したセンサーにより、24時間定期的に心電図、血圧、血中酸素飽和度を計測する。データはネットワーク経由で医療施設などに送られ、診察のために利用される。高齢者や要介護者向けの遠隔医療への活用が期待される他、企業向けOEMに対応し、労働者の疾病予防にも利用できるという。

バイタルバンドにおけるブロックチェーン活用の概要

 バイタルバンドで取得したデータは、医療データのセキュリティを担保するため、ブロックチェーンを活用し分散化して保存される。データを各病院や介護福祉施設が利用している電子カルテなどのシステムと連携することで、遠隔医療や電子カルテの一元管理を容易にすることが可能になるという。医療スタッフの省力化に役立ち、在宅診療への移行を加速させる可能性があるとのこと。

 同プロジェクトは、株式会社日本クラウドキャピタルが運営する「Fundinno」にて、2月17日より株式クラウドファンディングを実施。目標募集額1500万円のところ、すでに5000万円(上限額)の資金調達に成功している。また、資金調達にあたって、プロジェクトのロードマップを公開している。

バイタルバンドプロジェクトのロードマップ