仮想通貨(暗号資産)ニュース
Zaif発行「年間取引報告書」の文字化け対策、クリプトリンクが専用閲覧ツールを公開
Excelで文字化けせずに開く方法は本稿で補足
2019年3月7日 06:30
仮想通貨の収支計算ツールを開発するクリプトリンク株式会社は3月6日、仮想通貨交換所Zaifの年間取引報告書を閲覧するツールを公開した。同交換所のUTF-8形式で記述されたCSVデータを、文字化けなしで閲覧可能なWebサービスとなる。年間取引報告書のデータを用いて、手作業で計算を行う人向けに提供される。
クリプトリンクでは、利用者から「年間取引報告書をアップロードしても取り込まれない」という質問が多く寄せられていたという。あまりにも問い合わせが多いため、今回のツール公開に至ったとしている。なお、クリプトリンクの提供する仮想通貨の収支計算サービスでは、仮想通貨交換所が発行する年間取引報告書を利用する必要はないとのこと。
提供データの文字化けに関してZaifは、同社サポートセンターにて対応方法を掲載している。同交換所は、年間取引報告書や取引履歴をExcelで読み込む際には文字コードをUTF-8に指定するか、UTF-8形式に対応したCSVエディタを使用するよう案内している。
たとえば、Excelで[データ]-[外部データの取り込み]-[テキストファイルのインポート]で年間取引報告書ファイルを指定し、[Unicode(UTF-8)]の文字コードを選択すれば、文字化けしない。区切り文字の設定で[カンマ]にチェックを入れて取り込むことで、確認や編集に問題がない状態で開くことができる。