仮想通貨(暗号資産)ニュース

DMM.com、仮想通貨のWebポートフォリオサービス「D・Asset」をリリース

ビットコイン・イーサリアム・リップル・NEMなど6種類に対応

 合同会社DMM.comは4月9日、BitcoinやRipple、NEMなど仮想通貨の資産管理を支援するWebポートフォリオサービス「D・Asset」のベータ版をリリースした。ユーザーがハードウェアやアプリなどで分別管理している仮想通貨ウォレットのアドレス(公開鍵)を複数登録すると、保有資産の総額や前日比の損益などを表示することができる。

 「D・Asset」は、仮想通貨をハードウェアやアプリなどで分別管理しているようなユーザーに対し、仮想通貨資産の一括管理を支援するWebポートフォリオサービス。仮想通貨ウォレットのアドレス(公開鍵)を登録するだけで、保有資産の総額や前日比の損益、利用履歴などを表示することができる。

 記事執筆時点では、Bitcoin(BTC)、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum(ETH)、Ripple(XRP)、NEM(XEM)、Litecoin(LTC)の6種類に対応する。仮想通貨ウォレットのアドレスを作成する機能は搭載しておらず、仮想通貨を保管して管理するタイプのウォレットサービスではない。

 仮想通貨を「通貨」として利用している少額決済用ウォレットのアドレスを複数登録してみたところ、実際には0.00159156BTC(936円相当)のBitcoinを保有するアドレスが、「D・Asset」では小数第四位以下を切り捨てた0.001BTC(588円相当)という値で表示された。また、保有資産の評価額については中長期的な推移ではなく、ポートフォリオを確認した時点の総額と前日比の損益を表示する簡易的なものとなる。ベータ版ということもあるため、仕様については今後、変更される可能性もある。