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LINEスタンプ等配信のクオン、キャラクターライセンス権をトークン化し販売開始

NFT取引所利用し海外事業者とのライセンス取引の円滑化を狙う

クオンがライセンス権をNFT化して販売するニャンタウン(画像上)とファンタスティック相撲(画像下)(クオンの発表資料より引用)

 株式会社クオンは5月21日、同社が保有するキャラクターのライセンス権をトークン化し販売を開始した。ブロックチェーン技術を開発するリンカー合同会社と共同で、クオンが保有する「ニャンタウン」「ファンタスティック相撲」の独占ライセンス権を代替不可トークン(NFT)として、OpenSea社運営のNFT取引所へ出品している。ライセンスの販売価格はニャンタウンが2000ETH、ファンタスティック相撲が500ETHとのこと。

 クオンは、LINEやFecebook等でスタンプを展開するキャラクター会社。今回独占ライセンス権の販売を行う「ニャンタウン」はFacebook Massenger等のスタンプを展開しており、世界で1億2910万回ダウンロードされているとのこと。ライセンス権の販売にNFTを活用することで、世界中の事業者とのライセンス取引を円滑に進める狙いがあるという。

 販売されるライセンスはそれぞれ、一連のキャラクターの一定期間の全世界における独占的利用権を与えるものとなり、有効期間は3年とされている。クオンは今後もリンカー社と共同で、NFTを活用した新たなキャラクターライセンスビジネスを展開していくとのこと。