仮想通貨(暗号資産)ニュース
Cloudflareのサーバーが約30分間ダウン。一部の仮想通貨交換所も一時的にアクセス不能に
502エラーなどで世界中約400地域のWebサービスに影響
2019年7月3日 11:52
インターネットセキュリティやDDNSなどのWebサービスを提供する米Cloudflareのサーバーが、日本時間7月2日22時42分から27分間、機能停止に陥った。同社CEOのマシュー・プリンス(Matthew Prince)氏は、今回のサーバーダウンは外部からの攻撃によるものではなく、ソフトウェアのバグによるものだったと説明している。影響は世界中の広範囲にわたり、国内の仮想通貨交換所ではbitFlyerなどが一時的にアクセスしづらい状態となっていた。
問題の発生は、Cloudflareが運用する複数のサーバーマシンのCPU使用率が同時に異常な値を示したことが発端となる。同社の対策チームは問題を引き起こしているサービスを即座に遮断したため、一時的にWebサービスへのアクセスができない状態が発生した。問題の確認から27分後、原因を特定し該当部分のルールをロールバックして復旧したという。同社が導入したソフトウェアにCPUの使用率を不正に引き上げるコードが含まれていたことが原因だったとのこと。
No more than is usual. There was no attack. We see big attacks all the time. Sometimes from China. We’re very good at stopping them. This was a software bug that we introduced, pure and simple. Sometimes reality is mundane.
— Matthew Prince 🌥 (@eastdakota)2019年7月3日
本件で世界中の約400の地域が影響を受けた。仮想通貨関連では、海外大手仮想通貨交換所のCoinbase、BitMEXや、市場データを提供するCoinMarketCapなどが一時的に閲覧できない状態となり、Webサイトにアクセスすると「502 Bad Gateway」のエラーが表示された。