仮想通貨(暗号資産)ニュース

コインベース、Xapoカストディ事業買収で70億ドル超の資産を保管するカストディアンに

今後はステーキングや通貨の貸付など暗号資産を収益化する新サービスの提供も視野に

米国大手仮想通貨交換所Coinbaseのカストディ事業を運営するCoinbase Custodyは8月16日、暗号資産ストレージのパイオニアであるXapo(ザポ)の法人事業の買収を発表した。Xapoのカストディ事業を買収したことでCoinbase Custodyは、70億米ドル超の暗号資産を保管するカストディアン(資産保管事業者)となった。

Xapoは、Bitcoin(ビットコイン)の課題であるアクセシビリティとセキュリティへの対処を目的に設立され、4年弱で暗号資産最大の保管者となった。現在のXapoは、Bitcoinを超えて多くの暗号資産にて、金融生活におけるあらゆる面の機関や商品と同等レベルのアクセシビリティとセキュリティを提供する、堅牢な銀行の代替手段となるべく成長を続けている。

Coinbase CustodyはXapoの法人事業を買収し、わずか1年で14か国120を超える顧客(企業)から70億ドルを超える暗号資産を預かるグローバルなカストディアンへと成長した。

今後Coinbase Custodyは、顧客に焦点をあて、預かり資産をより安全に真の安心を提供するよう努めるという。また、保管に加えて、暗号資産を保有することで報酬が受け取れるステーキングや暗号ポートフォリオに対する借入、信頼できる相手への暗号の貸し出しなど、暗号資産を収益化し活用する新しい手段を模索していくことも明らかにした。