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ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」「クリプトスペルズ」がコラボ、互いのカードが利用可能に

イーサリアムのERC721トークンとして発行された両ゲームのカードが交換可能

ブロックチェーンゲームの開発を行うクリプトゲームスは8月23日、同社が運営するブロックチェーンTCG(トレーディングカードゲーム)「クリプトスペルズ」とdouble jump.tokyo社のブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」がNFT(Non-Fungible Token)コラボレーションを行うことを発表した。8月29日より両ゲームは、互いのアイテム(カード)をそれぞれのゲーム上で使えるようになる。

「クリプトスペルズ」はEthereum(イーサリアム)やウォレットなしでも遊べるブロックチェーンカードゲーム。カードをEthereumのERC721トークンとしてブロックチェーンに記録することでカードの所有権が証明され、ユーザーが自由に取引可能となるトレーディングカードゲームになっている。

一方の「My Crypto Heroes」は、歴史上のヒーローたちを集めて育てバトルに挑む、より強いヒーローを手に入れていく、RPG。ゲームは、ヒーローの他に、アイテム(エクステンション)やランド(領地)などがあるが、これらはすべてがEthereumのERC-721トークンとして発行されているため、所有権がユーザーにあり、そして売買も可能だ。

今回のコラボは、「クリプトスペルズ」がdouble jump.tokyo社が提供をするブロックチェーンゲーム開発支援プログラム「MCH+」に対応したことによる。「MCH+」の「コンバートコントラクト」を使用することで、カードをEthereum上のNFTアセットに変換することが可能になり(GAS代が発生する)、実現した。両ゲームは、EthereumネットワークからERC721トークンを自ゲーム内に移動させる機能を搭載していることから、それぞれのカードをEthereumネットワーク上に移動させることで、カードを自ゲームのカードとして取り込むことができ、そのまま遊ぶことができる。

なお、コラボは「クリプトスペルズ」の8月29日の定期メンテナンス終了後からスタートし、両ゲームそれぞれの運営が続いている間は続くことを明らかにした。