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福岡県飯塚市、古民家再生しブロックチェーンストリートを2020年春開設

長崎街道沿いにシェアオフィスや宿泊施設などエンジニアの心身に配慮した環境を用意

カグヤ社が再生した古民家「聴福庵」

福岡県飯塚市は8月23日、長崎街道を中心とした古民家群を活用し「ブロックチェーンストリート」を開設することを発表した。カグヤ社、chaintope社、ハウインターナショナル社が協力する。同地域の古民家を再生し、コワーキングスペースやシェアオフィス、宿泊施設などを展開する計画だ。国内外のブロックチェーンエンジニアや企業が連携できる環境を整えるという。2020年春にオープン予定としている。

ブロックチェーンストリートは、飯塚市幸袋の旧伊藤伝右衛門邸前の長崎街道を中心とした地域に開設する。同市は2003年に政府の構造改革特区の第一弾として「飯塚アジアIT特区」の認定を受ける。今回プロジェクトに協力する3社を含め、複数のIT企業が同市で事業の展開や拠点を持っている。また市内には3つの大学があり、共同研究や起業支援の環境が整っている。世界中から関連企業を誘致し、ブロックチェーンのシリコンバレーを目指すという。

プロジェクトは古民家群を再生し、コワーキングスペースやシェアオフィス、シェアハウス、コリビング、宿泊施設として提供する。日本古来の蒸し風呂の再現やオーガニック野菜を使うレストランの開設なども予定しているという。社会課題ともなっているエンジニアの心身の健康維持にも配慮した施設群になるとのこと。

8月21日に聴福庵で記者会見を実施。写真左から、株式会社chaintope・正田社長、飯塚市・片峯市長、株式会社カグヤ・野見山社長、株式会社ハウインターナショナル・田中社長