ロシア貯蓄銀行、ブロックチェーン活用し売掛金購入

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ロシア最大の商業銀行ロシア貯蓄銀行Sberbank（Сбербанк：ズベルバンク）は、 ブロックチェーンを通じて国際商品取引市場の業界最大手の一社であるTrafigura社（シンガポール）と最初の取引を行った。ロシア貯蓄銀行のアレクサンダー・ヴェディアキン（Alexander Vedyakhin）副会長がイタルタス通信（旧タス通信）に語った。

ヴェディアキン氏によると、ロシア貯蓄銀行はブロックチェーンを使って、Trafigura社からトルコ大手バイヤーの売掛金を購入した。

同氏は「ブロックチェーンを介して、世界のコモディティリーダーであるTrafigura社と最初の取引を実行しました。今後、この技術をさらに深堀りするつもりです」と語った。

ヴェディアキン氏は、ブロックチェーンの使用によって、銀行が取引リスクを小さくし、ドキュメントの承認など取引に費やす時間を削減できると説明。

「私たちのブロックチェーンシステムに、債務買い戻しの申請、申請処理、銀行によるオファーの紹介、条件の確認、取引の完了まですべてのステップを登録します。ブロックチェーン活用で、これらのプロセスにかかる時間は1日から1時間に短縮されました」

ロシア貯蓄銀行は今後、ブロックチェーンを活用して文書化などを効率化させる技術の開発を視野に入れている。協業するパートナーも拡大させる方針だという。