仮想通貨(暗号資産)ニュース

仮想通貨レーティングSNS「ScoreBase」海外向け試験運用を開始

誰でも参加できるが評価者に対する格付け機能で公平性を期待

(Image: Shutterstock.com)

CryptoLab(クリプトラボ)は10月4日、仮想通貨のレーティングを行うコミュニティサイトScoreBase(スコアベース)の試験運用を開始した。監査機関や投資家、技術者などが仮想通貨に対して評価を行っていく、SNS型のプラットフォームとなる。評価者自身も評価対象となり、そのスコアによって評価の重みが変わる仕組みを採用し、不正行為への対策としているという。

スコアベースの評価対象には、仮想通貨全般、セキュリティトークン、ユーティリティトークンなどのプロジェクトが含まれる。5月には、セキュリティトークンを正しく評価するために、税理士や司法書士らを擁するみらいコンサルティングが監査機関として協力することを発表していた。なお、スコアベースは試験運用時点では海外向けのサービスとして提供される。今後、日本を含めて多言語・多地域で提供を予定しているとのこと。

スコアベースは、評価対象プロジェクトのニュースやSNSの情報を自動収集する機能を持つ。マーケット情報や仮想通貨の価格チャートなども含まれ、ユーザーはさまざまな情報を一括で見ることができ、評価に役立つという。

スコアベースの仮想通貨一覧。レーティングや値動きを確認できる
プロジェクトごとのページ。Bitcoinの例ではホワイトペーパーへのリンクなどもまとめられている

スコアベースには誰でも登録でき、仮想通貨などを評価することができる。評価者自身も評価対象となり、そのスコアによって重み付けが行われる仕組みにより、公平性を担保しているという。スコアは5段階で格付けが行われ、信頼度の低い評価者によるスキャム等への誘導を防止し、評価の偏りを抑止するとのこと。

実際に個人のアカウントを確認してみると、言語・スキルなどのパーソナリティのほか、どのプロジェクトをどう評価・閲覧しているか、どの人をフォローしているか、すべてオープンな状態となっていた。