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香港で初の仮想銀行が試験営業開始

中国保険大手参加の衆安銀行、他に7社が来年参入へ

(Image: Shutterstock.com)

香港で仮想銀行の営業準備を進めていた衆安銀行(ZA Bank)は12月18日、中央銀行に相当する香港金融管理局の監督の下、規制のサンドボックス制度を用いて試験営業を始めると発表した。香港で仮想銀行がサービスを提供するのは初めて。現地メディアが伝えた。

衆安銀行は中国で保険サービスを展開する衆安グループの子会社。

衆安銀行はまず、2000人の個人顧客にサービスを提供し、顧客からのフィードバックを業務改善に取り入れながら、正式営業を目指すという。顧客は香港の身分証があれば5分で口座を開設することが可能で、スマートフォンのアプリで口座開設から預金、送金まで既存の銀行と同じサービスを受けられるという。

香港金融管理局は、試験営業の経過を見て、正式開業の可否を判断する。

香港当局は今年、日本のネット専業銀行に相当する「仮想銀行」の免許交付を始め、これまでにアリババグループのアント・フィナンシャル、テンセント(騰訊)、京東集団(JD.com)などIT大手を中心に8社が免許を交付された。

衆安銀行以外の7社も2020年中に試験営業を開始し、個人・中小企業向けにサービスを提供する見通し。

アジアの金融センターと位置付けられる香港は150以上の銀行が営業しているが、ネット専業銀行はこれまでなかった。中国本土のIT大手の参入で、一層の競争激化は必至だ。