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富士山テーマの芸術展、作品の展示や販売履歴をブロックチェーンに記録

「富士山展3.0 -冨嶽二〇二〇景-」をスタートバーンが開催

メインビジュアル:玉山拓郎。画像はプレスリリースより引用、以下同

アート領域でのブロックチェーン活用に取り組むスタートバーンは1月3日、新年企画「富士山展3.0 -冨嶽二〇二〇景-」の開催を発表した。1月5日より19日まで、全国20か所同時開催となるサテライト展として、若手現代美術作家の最新作から伝統的な浮世絵まで、多様な象徴的意義を持つ「富士山」をテーマとする作品を集めた展覧会を開催する。

「富士山展」は、同社が毎年年始に企画している展覧会。今年で4回目となる。サテライト展の開催後は、サテライト展の中から選抜された作品を集めた富士山展を概括するセレクション展を、2月2日から8日まで寺田倉庫T-ART HALLにて開催する。展覧会では、作品の展示や販売の履歴がブロックチェーンに記録される。

スタートバーンは、Ethereumのスマートコントラクトを用いて構築された「アート・ブロックチェーン・ネットワーク」(ABN)を開発する。トークンを用いて証明書を発行し、アート作品の所有権や来歴を電子的に管理することができるABNを提供する。「富士山展」では、すべての作品を同社サービスstartbahn.orgを通してABNにつなげ、展示や販売の履歴を記録していく。

出展作品とその詳細は、富士山展公式サイトと、startbahn.orgにて閲覧・購入が可能になる。また、一部の作品は他社サービスを横断し、ブロックチェーン活用のアート・工芸作品流通・販売プラットフォーム「B-OWND」(ビーオウンド)との連携が行われる。

©山口聡一
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