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フォーブス、2020年注目のフィンテック企業50選に分散型金融やサプライチェーン
Ripple・Coinbase・Chainalysis・MakerDAO・Everledgerなど選出
2020年2月13日 14:07
Forbesは2月12日、同社が毎年作成している「Fintech 50」(フィンテック企業50選)について、2020年版で新たに選出した19社を発表した。ブロックチェーン分野では、Ethereum最大の分散型金融プロジェクトに取り組むMakerDAOと、ダイヤモンドのサプライチェーンなどを構築しているEverledgerの2社が選ばれている。
MakerDAOは、Ethereumのスマートコントラクトを活用し分散型の金融システムを構築するプロジェクト。ETHやBATを担保に米ドルペッグのステーブルコインDAIを発行している。Forbesは、同プロジェクトが2019年に1000万ドルの利益を上げたこと、400人以上が開発に関わっていることを選出理由とした。
Everledgerは英国に本拠を置くブロックチェーン開発会社。Hyperledger Fabricを利用したオラクルのブロックチェーン基盤を採用し、ダイヤモンドやコバルトの来歴を追跡可能なサプライチェーン構築に取り組んでいる。同社は90万カラットのダイヤモンドをブロックチェーン上で管理し、100以上の店舗で活用されていることをForbesは評価した。
その他のブロックチェーン分野での選出企業は、昨年から引き続き、米Rippleや米国の大手仮想通貨交換所Coinbase、ブロックチェーンのリスク分析を行っているChainalysisなどが選ばれている。