仮想通貨(暗号資産)ニュース

ふくおかFG、地域ポイント付与をスマートコントラクトで自動化

SOMPOひまわり生命保険と共同で「健康預金キャンペーン」実施

地域金融機関のふくおかフィナンシャルグループ(ふくおかFG)傘下のiBankマーケティングは3月3日、SOMPOひまわり生命保険との共同企画「健康預金(けんこうよきん)キャンペーン」の実施を発表した。ブロックチェーン基盤で稼働中の同社運営のポイントサービスを活用し、キャンペーン達成条件の判定からポイントプレゼントまでをスマートコントラクトにより自動化する取り組みを行う。

キャンペーンは、同社のポイントサービス「myCoin(マイコイン)」を活用したスマートフォン専用アプリ「Wallet+(ウォレットプラス)」にて実施。SOMPOひまわり生命が提供する乳がんのセルフチェック動画を視聴し、かつ、Wallet+で新たに「健康預金」を作成・入金したユーザーを対象に、Wallet+内で獲得・交換ができるポイント「myCoin」をプレゼントする。

達成条件である動画視聴と目的預金の作成・入金、達成時のアクションであるmyCoinプレゼントをあらかじめスマートコントラクトに定義し、キャンペーンの達成条件判定からmyCoinプレゼントまでを自動化する。両社は、これまでにない事業体の横断に取り組んだ。キャンペーンは、先着3000名が対象となる。

iBankマーケティングが運営する「myCoin」は、専用ポイントとしてふくおかFGの各サービスと連携する。アクセンチュアのフレームワーク「ブロックチェーン・ハブ」およびブロックチェーン技術Hyperledger Fabricに基づく情報システムをポイント基盤としている。同ポイントは、ふくおかFGが提供する銀行マイレージサービス「mybank+」(マイバンクプラス)にて、銀行サービスの利用時に付与される。地域特産品や主要な共通ポイントへ交換できるほか、「Wallet+」の貯蓄口座(目的預金)に預金としてキャッシュバックすることも可能。「楽天スーパーポイント」「nanacoポイント」「au Walletポイント」など、他社サービスのポイントとも交換ができる。