仮想通貨(暗号資産)ニュース

インド最高裁の「中銀の仮想通貨規制は違憲」判決受け海外交換所に動き

仮想通貨交換所クラーケン、インドへの再進出を発表

(Image: Shutterstock.com)

海外の仮想通貨交換所Krakenは3月9日、インドへの再進出を表明した。インド最高裁が、6日にインド準備銀行の仮想通貨規制に対して違憲判決を下したことを受けての決定とのこと。

インドでは、2018年に同国の中央銀行であるインド準備銀行により、仮想通貨関連事業者の銀行口座開設が規制されていた。2020年3月に、インド最高裁は中銀の措置を違憲として棄却した。

Krakenは2018年までインド居住者向けに仮想通貨デリバティブや先物取引などのサービスを含む仮想通貨交換所を提供してきた。今回のインド最高裁の判決を受けて、同国での事業再開を決定したとのこと。

Krakenによると、インドで最初に規制された仮想通貨交換所Unocoinの設立者サニー・レイ(Sunny Ray)氏が、Krakenの現グローバルビジネス開発責任者だという。レイ氏は「仮想通貨業界が、世界で2番目に人口の多い国にある中央銀行と戦って勝利した」とし、同社がインドでのサービス展開にリソースを割くことに意欲的であることを示した。