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イオレが「ブロックチェーン・セキュリティ・ブートキャンプ」を開催 〜週末短期集中講座で知識を習得

株式会社イオレ・代表取締役社長の吉田 直人氏

 利用者670万人のグループコミュニケーション支援ツール「らくらく連絡網」を運営する株式会社イオレは6月6日、エンジニアのキャリアアップを図ることを目的とした週末短期集中型の有料セミナーを開始することを発表した。7月より開催が決定している第1回と第2回は、ブロックチェーンのセキュリティーに特化した短期集中講座「ブロックチェーン・セキュリティ・ブートキャンプ」を予定している。

 「ブロックチェーン・セキュリティ・ブートキャンプ」では、講師にブロックチェーン技術のエキスパートである株式会社カレンシーポート・代表取締役・CEOの杉井 靖典氏を迎え、ブロックチェーンの導入には欠かせないセキュリティーの知識と技術を習得することができる。講座は、週末の2日間で集中して学べる短期開催が特徴。本業で忙しい人、平日の夜に開催されるセミナーに通うことも難しい人向けに、週末の土日を使い、短期に集中して知識などを習得することができるのがポイントだ。

講師は株式会社カレンシーポート・代表取締役・CEOの杉井 靖典氏

 7月21日からの第1回と、8月25日からの第2回は、どちらも同じ内容の講義で、それぞれ1日目の土曜日10時から18時まで、1コマ90分の講義を4コマ行い、2日目の日曜日に学習内容を確認する卒業テストを実施し、規定の点数に達した人にのみ卒業証書が授与されるとのこと。卒業認定された方は、希望者のみ今後のキャリアに関する相談やブロックチェーン技術者を求める企業の紹介も行っていくそうだ。ちなみにイオレは職業紹介事業に必要な有料職業紹介免許を取得済みだが、こちらに関してはすでに実績のある株式会社フォトメが協力していくとのこと。

 なお、講座の会場は、東京都23区内の予定。募集人数は各回50名程度、参加費は25,000円(税別)、申し込みについては、WEBにて受け付けを予定中とのことだが、詳細は追って発表があるそうだ。講座は技術者のみならず、技術者の素養のあるプランナーなど、プログラミングのスキルがない人でも問題なく受講できるという。

 今回、イオレがこのようなセミナーを開催することになった経緯は、イオレが運用する38万団体、670万人が利用するグループコミュニケーション支援サービス「らくらく連絡網」において、サービスを利用中のユーザーが今後、グループ内での決済などにブロックチェーンが使えないだろうかという相談をカレンシーポートの杉井氏に持ちかけたのがきっかけ。そこからブロックチェーンを使った活用方法の夢がどんどん広がり、一緒に何かできないかという話をする中で、そういえばブロックチェーンの技術者ってまったく足りてないよねということから、ならばセミナーを開催して技術者を育成していこうという流れになり、今回の発表へとつながったとのこと。

 イオレでは、「ブロックチェーン・セキュリティ・ブートキャンプ」以外にも、「AI」や「IoT」など、今後のテクノロジー発展のために必要な知識や技術を、一流の講師陣から学べるブートキャンプの開催を計画中のほか、今後は参加者の意見やニーズを聞きながら、学ぶべき技術を随時検討し、東京エリア以外での開催や、平日1コマで隔週の連続講座など、講座の拡大も検討していきたいそうだ。

今後もブロックチェーンを活用していきたいという吉田氏と杉井氏による、ブロックチェーンポーズ