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HashHub、Azure上にBitcoinライトニングネットワーク対応サーバーを構築する「Lightning on Azure」を公開

クラウド基盤活用でBTCセカンドレイヤー上のアプリケーション開発を促進

 ブロックチェーン特化型のコワーキングスペース事業などを手がける株式会社HashHubは1月9日、Bitcoin(BTC)の最新セカンドレイヤー技術であるライトニングネットワーク(Lightning Network)に対応したサーバーをAzure上に構築する製品「Lightning on Azure」の公開を発表した。ライトニングネットワークを利用した開発・決済の拡大を目標にオープンソースペイメントプロセッサ「BTCPayServer」をベースとして開発したという。

 「Lightning on Azure」は、マイクロソフト社の提供するクラウドサービス「Azure」のVMインスタンス(仮想マシン環境)上で動作し、Azureマーケットプレイスにて提供される。同製品は、ニコラス・ドーリエ(Nicolas Dorier)氏がオープンソースで開発する「BTCPayServer」というペイメントプロセッサをベースに開発されたという。Blockstream社の「c-lightning」とLightning Labs社の「lnd」の2つのライトニングネットワーク規格に対応するとのこと。

 ライトニングネットワークとは、Bitcoin(BTC)が抱える送金コストやスケーラビリティの問題を合わせて緩和するとされる、セカンドレイヤーのプロトコル。高速送金と少額決済における手数料を最小限に抑えることが可能なため、Bitcoin(BTC)を用いた店舗決済やEコマースでの利用に適しているという。技術的な仕組みについては、HashHubコミュニティが詳細を投稿している(参考記事)。