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仮想通貨ビットコイン論文の日本語版を含む13か国語版、bitcoin.orgサイトで新たに公開

サトシ・ナカモトの原論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」全19か国語版

 Bitcoin Projectは1月18日、仮想通貨Bitcoin論文「ビットコイン: P2P電子通貨システム」の日本語版を含む13か国語版を新たにbitcoin.orgサイトで公開した。サトシ・ナカモトが2008年に発表した原論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」の英語版を含む17言語、全19か国語版が現在、bitcoin.orgサイトからダウンロードできる。

 Bitcoin.orgドメインは、Bitcoin開発プロジェクトの初期メンバーであるSatoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)氏とMartti Malmi(マルティ・マルミ)氏が登録・所有していたもの。ただし、現在は初期メンバーの所有物ではない。

 Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)氏が仮想通貨Bitcoin論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」を発表したのは、2008年の出来事である。翌2009年、同氏がBitcoinのソフトウェアをインターネット上に公開し、同氏がマイニングを実施したことで、Bitcoinブロックチェーンネットワークに初めてのブロック、通称ジェネシスブロック(Genesis block)が誕生した。

 2009年1月3日に誕生したジェネシスブロックには、「The Times 03/Jan/2009 Chancellor on brink of second bailout for bank」(英タイムズ紙 2009年1月3日「英財務大臣 銀行救済に二度目の公的資金注入間際」)というメッセージが記録されている。当時のマイニング報酬は50BTCだった。

仮想通貨Bitcoin論文「ビットコイン: P2P電子通貨システム」の1ページ目(同論文より引用)