仮想通貨(暗号資産)ニュース

catabira社、クラウド型ブロックチェーン分析・監視サービスのベータ版をリリース

ブロックチェーン関連の事業者向けにデータ可視化機能を提供

catabira.comのダッシュボード(プレスリリースより引用、以下同)

 ブロックチェーン分野のテクノロジー・スタートアップである株式会社catabiraは2月5日、クラウド型アナリティクスプラットフォーム「catabira.com」をリリースした。ブロックチェーンを活用しビジネスを行うサービス事業者に向けて、トランザクション(取引)データや暗号通貨(仮想通貨)の残高情報の推移を時系列チャートとして可視化する機能を備え、残高の変動などを基準にアラートを発する監視サービスとしても利用可能だという。

ブロックチェーンデータの時系列チャート
アラート機能

 catabira.comは、ブロックチェーンを活用したサービスの事業者向けに、サービス運営の意志決定やPDCAサイクルの実行を支援するツールとして開発されたという。ブロックチェーンデータ活用プラットフォームの第一の役割として、データの可視化や監視といったモニタリング機能を実装している。

 catabira.comの今後の機能拡張予定として、モニタリング機能を強化する他、セキュリティやマーケティング分野に活用できる機能の搭載を計画しているという。具体的には、機械学習技術ベースの異常検知機能、アンチ・マネーロンダリング向けのデータや機能、インターフェースの改良などを実装予定としている。

 なお、現在はプライベート・ベータ版としてのリリースとなり、Ethereum(ETH)にのみ対応するという。将来的には、他のブロックチェーンでも利用可能なマルチプラットフォーム対応を謳っている。サービスの利用には、公式サイト上からEメールアドレスを登録後、配信されたアクセスコードでベータ版へのアクセスが可能となる。