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The Linux FoundationにBlockstreamなどブロックチェーン企業を含む34社が加盟

2018年の財団メンバー増加ペースは1組織/日

(Image: Shutterstock.com)

 ブロックチェーンプラットフォームHyperledgerプロジェクトなどを運営する非営利団体The Linux Foundation(以下、Linux財団)は2月25日、同財団への34社の新規加盟を発表した。内訳は、オープンソースコミュニティやプロジェクトに貢献する組織であるシルバーメンバー29社、オープンソース技術の構築、維持、使用に取り組む政府機関・非営利組織であるアソシエイトメンバー5社からなる。

 Linux財団は、2018年全体を通して、平均して毎日1組織が財団に加盟するというメンバーの増加ペースを明らかにした。加盟組織はすでに1000を超える。今回新たに加盟した企業には、Bitcoinのコア開発や衛星通信技術の開発を行っているBlockstream社、国内ではPCメーカーとして広く知られ、Linuxの開発にも古くから関わっていたHP(ヒューレット・パッカード)社の名前があった。

 Linux財団は2000年に発足した非営利団体。Linuxの他、ネットワーク (ONAP、OPNFV)、セキュリティ (Core Infrastructure Initiative)、クラウド(Cloud Foundry、Kubernetes)、ブロックチェーン (Hyperledger) など、さまざまなオープンソースプロジェクトを運営する。加盟組織数は1000を超える世界最大規模のコミュニティだ。Linuxの開発で培われてきた共同開発モデルを、各プロジェクトに応用することで急速に技術開発を進めている。