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Linux財団、Hyperledger Fabricのオンライン学習講座を日本語で提供開始

受講料は299ドル。約30時間のコース教材

(Image: Shutterstock.com)

Linux Foundation(Linux財団)の日本事務局であるLinux Foundation Japanは2月25日、財団が提供するトレーニングと認定試験の日本語での提供を開始した。第1弾として、ブロックチェーン技術Hyperledger Fabricと、コンテナ管理プラットフォームKubernetesを題材とした2種のトレーニングを、オンライン学習講座として日本語で提供する。受講料はそれぞれ299ドルとされている。

Linux財団が提供するトレーニングプログラムは、1日500人ペースで登録者が増加しており、これまでに220か国以上から150万人以上が参加。Linux、Kubernetes、Hyperledgerなど、最新のオープンソーステクノロジーに関するトレーニングを実施するほか、実務に役立つさまざまな技能認定試験向けの学習環境が提供されるという。

今回日本語化されたのは、ブロックチェーンと分散台帳技術の基本概念からHyperledger Fabricのコアアーキテクチャ、コンポーネントまで学習できるオンラインコース「Hyperledger Fabric Fundamentals」(Hyperledger Fabric 基礎)と、コンテナ管理プラットフォームを使用したアプリケーション・インフラストラクチャの管理方法について学習する「Kubernetes Fundamentals」の2つだ。

Hyperledger Fabric基礎コースでは、25時間から30時間の教材と、演習課題、ビデオコンテンツが提供される。コースの修了を問わず、購入日から1年間利用可能だという。前提知識として、Linux OSのコマンドライン、シェルへの習熟、JavaScriptとGo言語の習得が推奨される。コースでの学習内容は以下の通り。ベンダーやディストリビューションに依存しないよう作られているため、学習した概念は普遍的に適用できるものだという。

  • チェーンコード(Hyperledger Fabricのスマートコントラクト)を通じてHyperledger Fabricにビジネス ロジックを実装する方法
  • 分散台帳の読み書きに使用されるさまざまなトランザクション タイプを確認する方法
  • アプリケーションがHyperledger Fabric JavaScript SDKを使用してトランザクションを呼び出す方法