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三菱UFJ、米仮想通貨コンプライアンス技術開発会社に出資

「金融機関の次世代コンプライアンス態勢構築に重要な技術」と評価

(Image: Shutterstock.com)

 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は4月17日、米国で仮想通貨領域のコンプライアンス技術開発会社Chainalysis(以下、チェイナリシス社)への出資を発表した。今回の出資は、同社の連結子会社である株式会社三菱 UFJ イノベーション・パートナーズの運営ファンドを通じて行う。同ファンドによる海外企業向け出資は初となる第2号出資案件とのこと。

 チェイナリシス社は、仮想通貨領域におけるコンプライアンス・ツールを開発する米国企業。仮想通貨の違法取引を捜査する当局や、仮想通貨関連の事業者、金融機関に向けて技術を提供している。今回の出資により、同社はアジア太平洋地域への事業展開と、同地域でのオフィス開設を検討するという。

 MUFGは、チェイナリシス社のコンプライアンス技術を、「金融機関が次世代のコンプライアンス態勢を構築するにあたり求められる仮想通貨分野におけるマネーローンダリング対策において重要なもの」であると評価し、今回の出資を決定したとのこと。今後両社は戦略的な関係を強化し、日本とアジア太平洋地域における仮想通貨領域の健全な発展を後押しするとしている。