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SBIの仮想通貨交換所VCTRADE、ビットコインキャッシュの上場廃止を6月28日実施

BCHは期日まで同社指定のハードウェアウォレットへ出金または同交換所で売却可能

(Image: Shutterstock.com)

 仮想通貨交換所「VCTRADE」を運営するSBIバーチャル・カレンシーズ株式会社は5月15日、Bitcoin Cash(BCH)の上場廃止に関するBCHの出金(出庫)手続きについて続報を発表した。同交換所におけるBCHの上場廃止日は6月28日。同社のユーザーは保有するBCHを、5月17日7時から6月28日5時50分までの間、同社指定のハードウェアウォレット(Cool X Wallet)へ出金できる。同期間を過ぎた場合、6月28日の市場価格で同社がBCHを一括して買い取り、同交換所内のユーザー口座へ日本円で反映するとのこと。

 同交換所でのBCHの出金先はCool X Walletのみとなる。同ウォレットを利用しないユーザーは、同交換所を通じてBCHを売却できる。6月28日を過ぎて同交換所の口座でBCHを保有した場合の日本円交付日は、本発表時点では明らかにされていない。そのため、期日までにユーザー自身の手で出金または売却しておくことを推奨する。

 VCTRADEは4月16日にBitcoin Cashの上場廃止を発表し、続報にて廃止日を6月28日と決定していた。同社はBCHの時価総額が大幅に減少したこと、そのために51%攻撃を受ける可能性が高まっておりブロックチェーンの安全性に疑義が生じていると判断したこと、さらなるハードフォークが実施されて価格が大きく下落する可能性を完全に否定できないこと、という3点を挙げ、投資家保護の観点から上場廃止を決定したとのこと。