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トランスコスモスとジャスミー、コンタクトセンターサービスの効率化に向け実証実験に着手
ブロックチェーンとIoT活用しデータの主権をユーザーへ渡す仕組み
2019年6月28日 14:22
ジャスミー株式会社とトランスコスモス株式会社は6月27日、記者発表会を開催し、IoTとブロックチェーンを活用したコンタクトセンターアプリケーションの開発と実証実験に着手したことを発表した。トランスコスモスはJasmyIoTプラットフォームの普及促進を目的とした合弁会社「Jasmy Initiative」へ参画し、その会員企業と共に、次世代のコンタクトセンターの実現を目指すとのこと。
現状のコンタクトセンターサービス事業には、ユーザー側の時間的負担や蓄積データの利活用といった面で解決すべき課題があるという。今回開発するアプリケーションでは、従来コンタクトセンターが保管していたユーザーのコールログや対応履歴といったデータを、ブロックチェーンを活用してユーザー自身が管理できるようにする。
問い合わせ時にユーザーが任意で情報を提供できるため、都度の状況説明や過去の対応を説明する必要がなくなる。コンタクトセンターの対応にかかる時間を短縮することができるという。また、複数の会社に問い合わせを行う際にも、毎回同じ説明をする必要がなくなる。
なお、実証実験の実施や実用化の時期については発表時点では未定とのこと。