仮想通貨(暗号資産)ニュース

WebブラウザOperaのiOS版、仮想通貨ウォレット機能を新搭載しWeb 3.0に対応開始

PC、Android含む全プラットフォームでDAppsブラウザとして利用可能に

ノルウェーのOpera Software ASAは6月26日、iOS版Webブラウザ「Opera Touch」のバージョン1.9.0をリリースし、Web 3.0への対応を開始した。Ethereum Web3 APIに対応し、ブラウザ自体に仮想通貨ウォレット機能を内蔵する。拡張機能などを必要とせずにEthereum上のDAppsコンテンツにアクセスすることができるという。また、今回のiOS版のリリースに合わせて、URLをトークン化するDApps「Marble.Cards」との提携を発表している。

Operaは2018年7月より、Android版「Opera Touch」のWeb 3.0対応のβテストを開始。同年12月に正式リリースしていた。また、2019年4月にはPC版(Mac、Win、Linux)ブラウザもWeb 3.0対応版をリリースしている。今回iOS版をリリースしたことで、Operaはすべての主要なプラットフォームでWeb 3.0への対応を実現した。


Operaと提携するMarble.Cardsは、EthereumのERC-721を用いてウェブ上のURLをNFT(代替不可トークン)化する。トークンはトレーディングカードのように扱われ、ユーザー間で売買や受け渡しが可能だ。NFTなので、1つのURLに対しては1回しかカードを作ることはできない。Marble.Cardsは2019年後半に、これらのカードを用いた対戦コンテンツをリリースする予定であり、カードの人気度を用いて競うという。