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イーサリアム2.0、プレリリース版0.8.0「SubZero」の仕様を公開

マルチクライアントのテストネット立ち上げに向けた安定版

(Image: Shutterstock.com)

Ethereum開発者らは6月30日、Ethereum 2.0のプレリリース版でビーコンチェーンの実装を目指すPhase 0のバージョン0.8.0「SubZero」の仕様を公開した。SubZeroは、コードネーム「Freeze」の名前で開発が進められ、6月末にリリースが予定されていたバージョンだ。

SubZeroは氷点下を意味し、開発者による仕様提案や、マルチクライアントのテストネット構築に向けて比較的安定したバージョンであることを示している。現在Prysmatic Labsなどの開発チームが、Ethereum 2.0 Phase 0の単独クライアントのテストネットを運用しているが、本番環境が複数のクライアントで運用されるように、相互運用性を検証する必要がある。そのための安定バージョンだ。

バージョン0.8.0では主にバグの修正を行った。二重支払いに関するバグバリデータによる複数のデポジットの作成に関するバグのほか、複数の細かなバグの修正を含む。また、バリデータに対する罰則アルゴリズムであるスラッシングの計算方法の変更など、いくつかの仕様も変更されている。

6月20日に行った開発者会議にて、2020年1月3日をEthereum 2.0のアップデート実施予定日に決定した。これはBitcoinの第1ブロックが生成された記念日であり、11周年を迎えるBitcoinと同日にEthereum 2.0をスタートさせることを目指して、開発が進められている。進捗状況について疑問の声も上がっていたが、今回予定通りバージョン0.8.0をリリースできたことで、開発が着実に前進していることがうかがえる。