仮想通貨(暗号資産)ニュース

国内ユーザーが保有する仮想通貨の評価額1位はビットコイン。約1617億円

金融庁認可と見なしの業者18社の2019年7月取引統計=JVCEA調べ

(Image: Shutterstock.com)

日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は9月10日、同協会に所属する会員の取引データに基づく月次統計資料の最新版を公表した。資料によると2019年7月末時点において、国内交換所の利用者が保有する仮想通貨の評価額第1位はBitcoinとなった。第2位はRipple、第3位はEthereumと続く。

国内仮想通貨交換所の利用者が保有する仮想通貨について、2019年7月末時点における保有数量と評価額は以下の通り。

Bitcoin(ビットコイン)は14万9129BTCで、評価額が1617億400万円。現物ではなく証拠金取引は建玉が1万7249BTCで、評価額が191億2100万円。

そのほかの主要仮想通貨については、現物保有状況のみ公表。

Ripple(リップル)は27億8343万9496XRPで、評価額が961億8500万円。

Ethereum(イーサリアム)は109万3099ETHで、評価額が257億8700万円。

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)は32万722BCHで、評価額が115億6300万円。

Monacoin(モナコイン)は4904万2677MONAで、評価額が100億7700万円。

Litecoin(ライトコイン)は48万3174LTCで、評価額が49億9700万円。

また、2019年7月の1か月間の仮想通貨現物取引高の順位は以下の通り。

【2019年7月度の現物取引高上位仮想通貨】
順位仮想通貨名数量評価額
1位Bitcoin(BTC)58万58576954億8500万円
2位Ripple(XRP)19億6569万8490752億2200万円
3位Monacoin(MONA)9909万7504224億3500万円
4位Ethereum(ETH)66万0692193億9200万円
5位Bitcoin Cash(BCH)39万6017145億2400万円
6位Litecoin(LTC)38万904844億7200万円
その他12億9590万161768億2900万円

同期間の仮想通貨の取引状況は、現物取引高が8383億5900万円、証拠金取引高が2兆8721億800万円となる。利用者預託金残高は、仮想通貨が3304億9600万円、日本円など法定通貨が965億8600万円。そのうち証拠金が336億2500万円を占める。

利用者の全体口座数は、設定口座が301万2523口座、稼働口座が189万19口座。そのうち証拠金取引の設定口座が220万7214口座、稼働口座が54万5400口座となる。

JVCEAは仮想通貨の取引理解の一助として、協会会員各社の取引状況を集計。みなし業者を含む国内の仮想通貨交換業者18社が提出する取引状況を合算し、2018年12月から2019年7月までの月次統計資料として公式サイトで公表している。