仮想通貨(暗号資産)ニュース

国内ユーザーの仮想通貨現物評価額は5か月連続でビットコインが首位をキープ

8月にBTC・XRP・ETH・BCH・MONA・LTCの評価額は下落するも保有量は増加=JVCEA調べ

(Image: Shutterstock.com)

日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は10月11日、同協会に所属する会員の取引データに基づく月次統計資料の最新版を公表した。資料によると2019年8月末時点において、国内交換所の利用者が保有する仮想通貨の評価額は、第1位がBitcoinだ。第2位はRipple、第3位はEthereumと続く。この並びは2019年4月以降変化していない。2018年12月から2019年3月まで、首位はRippleだった。

国内仮想通貨交換所の利用者が保有する仮想通貨現物の評価額推移(JVCEAの集計を元に作成)

国内仮想通貨交換所の利用者が保有する仮想通貨について、2019年8月末時点における保有数量と評価額は以下の通り。7月からの推移では、6種の仮想通貨すべてで保有量は増加したが、8月のBTC相場暴落に連動する形で評価額は軒並み下落している。

Bitcoin(ビットコイン)の現物保有量は15万1189BTCで、評価額が1541億1900万円。証拠金取引は建玉が2万323BTCで、評価額が209億8400万円。

そのほかの主要仮想通貨については、現物保有状況のみを公表している。

Ripple(リップル)は29億2930万9578XRPで、評価額が795億4600万円。

Ethereum(イーサリアム)は110万870ETHで、評価額が196億5000万円。

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)は32万1147BCHで、評価額が94億4000万円。

Monacoin(モナコイン)は4981万7538MONAで、評価額が65億4700万円。

Litecoin(ライトコイン)は47万6246LTCで、評価額が32億2200万円。

同期間の仮想通貨の取引状況は、現物取引高が5866億6100万円、証拠金取引高が4兆9986億5000万円となる。利用者預託金残高は、仮想通貨が2889億8700万円、日本円など法定通貨が902億5800万円。そのうち証拠金が327億7800万円を占める。

利用者の全体口座数は、設定口座が304万667口座、稼働口座が192万4119口座。そのうち証拠金取引の設定口座が222万9355口座、稼働口座が56万4674口座となる。

JVCEAは仮想通貨の取引理解の一助として、協会会員各社の取引状況を集計。みなし業者を含む国内の仮想通貨交換業者18社が提出する取引状況を合算し、2018年12月から2019年8月までの月次統計資料として公式サイトで公表している。