仮想通貨(暗号資産)ニュース
国内ユーザーの仮想通貨現物評価額は5か月連続でビットコインが首位をキープ
8月にBTC・XRP・ETH・BCH・MONA・LTCの評価額は下落するも保有量は増加=JVCEA調べ
2019年10月16日 06:00
日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は10月11日、同協会に所属する会員の取引データに基づく月次統計資料の最新版を公表した。資料によると2019年8月末時点において、国内交換所の利用者が保有する仮想通貨の評価額は、第1位がBitcoinだ。第2位はRipple、第3位はEthereumと続く。この並びは2019年4月以降変化していない。2018年12月から2019年3月まで、首位はRippleだった。
国内仮想通貨交換所の利用者が保有する仮想通貨について、2019年8月末時点における保有数量と評価額は以下の通り。7月からの推移では、6種の仮想通貨すべてで保有量は増加したが、8月のBTC相場暴落に連動する形で評価額は軒並み下落している。
Bitcoin(ビットコイン)の現物保有量は15万1189BTCで、評価額が1541億1900万円。証拠金取引は建玉が2万323BTCで、評価額が209億8400万円。
そのほかの主要仮想通貨については、現物保有状況のみを公表している。
Ripple(リップル)は29億2930万9578XRPで、評価額が795億4600万円。
Ethereum(イーサリアム)は110万870ETHで、評価額が196億5000万円。
Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)は32万1147BCHで、評価額が94億4000万円。
Monacoin(モナコイン)は4981万7538MONAで、評価額が65億4700万円。
Litecoin(ライトコイン)は47万6246LTCで、評価額が32億2200万円。
同期間の仮想通貨の取引状況は、現物取引高が5866億6100万円、証拠金取引高が4兆9986億5000万円となる。利用者預託金残高は、仮想通貨が2889億8700万円、日本円など法定通貨が902億5800万円。そのうち証拠金が327億7800万円を占める。
利用者の全体口座数は、設定口座が304万667口座、稼働口座が192万4119口座。そのうち証拠金取引の設定口座が222万9355口座、稼働口座が56万4674口座となる。
JVCEAは仮想通貨の取引理解の一助として、協会会員各社の取引状況を集計。みなし業者を含む国内の仮想通貨交換業者18社が提出する取引状況を合算し、2018年12月から2019年8月までの月次統計資料として公式サイトで公表している。